山行記 野反湖周辺


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97/09/18「赤石山ー野反湖縦走」

 去年の敗退(詳しくは 遭難でしょ? )に気もめげず再挑戦しました。地図の読解力も高め気合い一発さあ行くぞ!と、いうのは大げさで、実は 赤石山ーダン沢の頭 間が、業者により刈り払われたとの情報を得、縦走する機会をねらっていたところ、横手山頂ヒュッテから志賀高原救助隊が訓練で縦走するとの連絡を受け、一も二もなく「参加させて下さい!」と、いう次第です。

 4:30 大沼池入り口清水に集合、小雨の降る中、総勢40名近くいる。各班ごとに点呼しマイクロバス2台で大沼池池尻へ(清水から大沼池池尻までは一般車両通行止め)。これで徒歩1時間分を稼いだことになる。

 6:00 大沼池池尻を出発。なだらかな湖畔を過ぎ、だんだん急登となるがペースが落ちない。「さすが救助隊」と感心する。最初歩きやすかった木の階段がだんだんきつくなる。

 7:00 忠右衛門新道の分岐。「おーい、トップ早過ぎるぞ」の声。そりゃそうだ、特定少数の健脚ならいざ知らず全員がこのペースで歩けるのなら怪物集団だ。

 7:20 赤石山山頂。相も変わらず小雨、台風の影響らしいが風はきつくない。残念ながら、ガスがかかり展望も望めない。朝食を済ませ7:45出発。

 7:50 仙人池。湿地帯に周囲30mほどの浅い小さな池がある。周囲は水芭蕉、内側はその子供みたいなヒメカイウがいっぱいで、モリアオガエルの生息地でもある。

 8:30 湯ノ沢ノ頭付近で10分ほど休憩。「付近」というのも、広い尾根でガスもかかり確定する要素が少ないからだ。この頃になると、途中プレートを付けながら歩いているせいかペースも良くなる。

 9:10 ダン沢ノ頭西鞍部で10分ほど休憩。途中見覚えのある所が数カ所あった。去年の苦労が脳裏に浮かぶ。刈り払った根曲がり竹が角の様に地面から出、決して歩きやすいとは言い難いが、藪こぎの事を思えば「ルンルン」鼻歌が歌えますよー!。緊急時ヘリポートとして使用できそうな平ら有り。

 9:40 ダン沢ノ頭。鞍部より急登すると、複数枚のプレートと三角点。見晴らしの良さそうなピークに出る。これよりオッタテ峰北西鞍部まで降下。

 10:10 オッタテ峰。これも晴れていれば見晴らしの良さそうなピークだ。

 10:30 小倉口分岐。右に曲がりタカノスの尾根を一ツ石を経て1:20程降下すると林道に出る。ガラン沢に入渓する際にも利用されている、俗に「馬止メ」と呼ばれている所だ。分岐から小高山へ向かい5m程で、左に下りていくしっかりした踏み跡がある。魚野川支流小ゼン沢源頭で、5分程降下すると水場がある。

 10:50 小高山。晴れていれば眼下に天狗平が見える。どのような理由か分からないが、その平らの湿地帯に天狗池が出現することがある。

 11:10 大高山ー小高山間の鞍部。樹林帯を抜ける手前に左に降下する道がある。五三郎小屋へ3分ほどで着く。小屋までで、行き止まりだ。小屋の目の前に魚野川支流小ゼン沢源頭の沢水が流れている。小倉口分岐の源頭と下流で合流している。小屋はブロック建ての立派なもので、15人くらいは泊まれるだろう。ただ、屋根のトタンに穴があき、中二階の柱が折れ、床が斜めになりとても寝られる状態でない。なんとか修理復元できないだろうか。昼食を済ませ12:00出発。

 12:25 大高山。これよりカモシカ平まで六合山岳会が2年整備した思いでのルートである。山頂でチェーンソーに給油中火を付け燃やしてしまい、ついでに火傷を負ったのは私です。(胸を張って云えることか?)

 13:10 カモシカ平。鞍部の最低部が十字路となっている。右は展望出来るところで行き止まり。左は水場までで、これも行き止まり。そして正面が高沢山への登山道。その高沢山への登りが本行程中最後の登り。これより先は毎年整備している。

 13:36 高沢山。

 14:10 エビ山。

 15:00 野反湖ロッジ。到着!ビールがうまい!!

総評
 全行程9時間なかなかの長丁場。岩菅山ー切明間のコースに匹敵するコースで健脚でなければ無理であろう。しかも清水から大沼池まで車を使用しているので一般のコースタイムは11時間位にするのが妥当であろう。また、大沼池から小倉口分岐まで水場がないので暑い日などは注意が必要だ。復元されたコース上の各分岐に道標が無いのも気になるところだが、おいおい整備されることと思います。

 最後に、五三郎小屋の整備復元を望みます。

Date: Tue, 21 Oct 1997 From: Hayasi   素晴らしい情報ありがとうございました。97年版エリアマップにも通行不能となっていましたので、諦めていました。 野反湖に車を置いて、赤石山・岩菅・切明と三角形に歩いてみたいと思っていました。テントとシュラフを持っての単独行です。

追加事項(2000/12/18)
 各分岐には立派な道標が設置されました。また、大高山〜小高山間の鞍部から、天狗池迄、これも行き止まりだが、整備されました。

 

 

96/08/01「白砂山」

  白砂山登山口─(0:50)→地蔵峠─(1:40)→堂岩山─(1:10)→白砂山
           ←(0:45)─     ←(1:20)─     ←(1:00)─

 野反湖終点のバス停前に登山道入り口がある。平成4年には皇太子も登られたようで、登山道入り口には記念碑が建てられている。笹刈りした斜面を登り、中段を巻いてハンノ木沢へ下り、対岸に渡るとすぐ分岐。右手が東電の水路見回り道で行き止まり。

 この分岐より少し登ると水路トンネルが右手にぽっかり穴をあけている。これより急登、途中東電の水路見回り道が左手に再度現れる。この分岐よりひと登りすると地蔵峠の十字路である。ここは峠という感じはなく、和山への道を分ける尾根の中腹であり、左に下れば渋沢ダムを経て和山、秋山郷、右に少し入れば地蔵様のほこらがある。

 地蔵峠をまっすぐ登り地蔵山を越え、しばらく広い尾根を進むが、ひと登りしたところに水場の表示があり、キャンプ適地となっている。刈払われた道を左に3分も進めば、小沢に冷たい清流がある。北沢の源流である。

 尾根道はここから急登になり、ジグザグに急斜面を登り上げたところが堂岩山だ。ここで正面に白砂山の雄姿と佐武流山を眺め下る。鞍部まで下ると分岐、右手に八間山に向かう登山道がある。白砂山へは、この分岐をまっすぐ進む、小笹の中にクルマユリやニッコウキスゲの咲く稜線を快適に進む。

 右側には一段下って笹の窪地があり遅くまで雪を残している。小さなピークを二つほど越えて最後の詰めにかかる。このあたりはハイマツとシャクナゲ群生地帯で、開花の頃だとさぞ見事であろうと想像しつつ、やせ尾根の急斜面を這い上がる。ここが頂上かと思われる所を2,3越えてあっさり頂上に着く。頂上は2つの峰からなり、三角点は西峰にある。

 質素な山頂だが岩菅山の眺めがすばらしく、佐武流山、苗場山の眺めもよい。

 上ノ間山を経て三国峠へぬける縦走路と、佐武流山を経て苗場山への縦走路は、昭和57,58年の台風で荒らされたまま手入れがされていないので、風倒木と根曲がり竹の藪こぎの重労働を相当覚悟しなければならない。ヤブ山経験者の上級コースだ。

 根曲がり竹の密生地帯では正規ルートを探すこと事態困難である。先人の残した偉大な遺産をこのまま衰退させるのはしのびない。縦走路の再整備を望むところだ。いずれにせよ上記の2縦走路には、最新の情報と、十分な水と食料、そして万全の装備と体力で臨んでもらいたい。

96/07/26「大高山」

野反湖─(1:00)→エビ山─(1:00)→高沢山─(2:00)→大高山─(0:20)→五三郎小屋─(0:40)→オッタテ峠─(1:20)→馬止メ─(1:00)→白根開善学校

 野反湖から高沢山までは、三壁山コース、エビ山コース、弁天山コースの3コースがあるが、湖畔でキャンプするのであれば、エビ山コースが一番楽だ。

 熊笹の中を行き、樹林帯を登ってエビ山へたどり着く。山頂は見晴らしのよい広い笹原で、山頂の三差路を右に折れて笹原を下り、樹林帯を登りきると高沢山である。山頂を下ると三壁山コースと合流する三差路だ。

 左のカモシカ平へ一気に下降すると、ニッコウキスゲの咲く広い草原だ。カモシカ平中央に十字路があり、右手には約3分ほどで水場があるが、年によっては相当下らないと水は得られない。左手は浅間山や草津を見下ろす展望となり、行き止まりである。この付近までは家族連れで来る人も多い。

 十字路をまっすぐ急登し、なだらかな樹林帯を抜け、急登し、見晴らしのきくピークへ出ると、そこが大高山山頂。道標と三角点があり眼下に天狗池が見える。天狗池は夏期には干上がることがある。横手山、草津白根山、浅間山、榛名山を眺望し、一気に鞍部まで下ると分岐がある。

 右へ下ると五三郎小屋で行き止まりである。ブロック建ての立派なもので、15人くらいは泊まれるだろう。小屋の直前に水場があり、水涸れの心配はないが、あまり使用されていないのであろう小屋内部は、じめじめして暗い雰囲気である。

 分岐より小高山を越え、ミニカモシカ平というような小笹地を過ぎ、樹林帯に入ると程なく広く刈払った所で焚き火跡がある。オッタテ峠だ。しかし峠という感じはなく、ただ昔から一息入れる場所だったのであろう。右手に下ると小ゼン沢で、刈払った形跡がある。登山道整備をする人たちが水を求めやすいよう刈払ったのだろう。時期にもよるが5分ほど下ると水源がある。

 オッタテ峠より程なく分岐があるが、まっすぐいくとダン沢ノ頭までで行き止まりとなる。それより先の赤石山〜ダン沢ノ頭間は、昭和57,58年の台風以来、未整備で、非常に迷いやすく現在進入禁止となっている。

*(97年10月現在コース復旧したが、道標類は未整備である。詳細はここで)

 馬止メに下るには、先ほどの分岐を左に折れ、しばらくツガの樹林帯を下り、鷹巣ノ尾根に出る、これより下りは展望を楽しみながら、一ツ石を経て小さなピークを2つ越す。樹相がカラ松となれば、20分ほどで林道に出合い馬止メである。馬止メから白根開善学校までの間は一般車両進入禁止であるため、白根開善学校まで林道を歩くこととなる。

野反湖一周

野反湖ロッジ─(1:30)→三壁山─(1:10)→エビ山─(1:30)→野反峠─(1:20) →八間山─(2:00)→野反湖ロッジ

 野反湖ロッジからバンガロー村を登り、道標に従い笹の中の道を上る。しばらく歩くと急登となる。この登りが外輪山一周コースで一番きつい。雨後の上り下りではスリップしないよう注意したい。三壁山頂まで登り一辺倒であるが展望が開けだし、野反湖を眼下にすると、すがすがしい気分となり足どりも軽くなる。

 三壁山頂では、野反湖をはさんで八間山、北東の方向に白砂山を望む。高沢山へは下り気味の尾根筋を行く。高沢山への登りにかかるところが大高山への縦走路を分ける分岐である。この縦走路を下るとカモシカ平で、ドウダンツツジやニッコウキスゲの大群落が見られる。余裕があれば往復してもよい。この分岐よりわずか登り上げたところが高沢山である。

 高沢山からしばらく下り、笹原を登り詰めると広い笹原のエビ山だ。ここも分岐で左手に下ると約30分でキャンプ場にでる。野反峠をめざし急降下し、エビ沢の笹原を通り、登り上がると弁天山。石彫りの弁天様に一礼し下りきると野反峠となる。低い笹の中に一筋につけられた八間山への登りは単調だが、途中のガレ場にコマクサも見られ目を楽しませてくれる。

 八間山山頂からの眺めが最高である。岩菅山、烏帽子岳、堂岩山、白砂山、上ノ間山、そしてエビ山の向こうに見える、パラボラアンテナが目印の横手山、白く特徴のある草津白根山、煙を上げる浅間山、天候が良ければ冨士山、360゜のパノラマが楽しめる。ゆっくり展望を楽しみながら、ツガとダケカンバの茅ノ尾根を下ってバス道へでる。バス道をダムに向かって歩き、ダムを渡って野反湖ロッジに着く。

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